愛する由香里を岩崎に託す前夜、私は彼女と一緒に入浴しました。あの男に由香里が初めて逢うことになった時から、私にとっては他人に妻を預けるための秘かな儀式なのです。
私はシャワーをゆっくりと由香里の体に浴びせました。
浴室の灯りで銀色に輝く湯が彼女の肌を伝わって流れ落ちます。眩しい滴に包まれる体を見つめていると、妻と岩崎が一つに交わる淫らな姿が目に浮かびます。
込み上げる狂おしさを押し隠し、明日、他人の舌が味わう愛おしい肌を美しく清めたのです。
由香里の瞼はゆっくりと閉ざされ、官能の中に入り行く虚ろげな唇からは、次第に早まる息遣いが溢れます。
私に気遣わなくいいんだよ…
岩崎に抱かれる昂りを隠す必要はないんだ…
体が求めるままに身悶えの声を漏らしていいんだから…
これはそのための儀式なんだ…
私は手を由香里の秘部に忍ばせ、愛蜜の纏わる割れ目に柔らかく触れました。
艶めかしく温かな粘液が襞を濡らし、淫らな潤いが指先を包みます。男の茎を求め、張り裂けそうな亀頭に貫かれる光景を想い描いているのでしょう。
無言のまま、私は中指を膣口にあてがうと、ゆっくりとその先端を中に沈めていきました。膣壁が指を締め付け、微かな縮動を繰り返しながら深い奥へと誘います。
あの日、岩崎の精によって満たされた妻の秘奥…
彼が放った白濁の粘液を膣口から垂らし、下腹部を震わせながら恍惚の極みに浸る姿…
由香里の体がこれ程、岩崎に愛されたがっているなんて…
あの逞しさに抱かれ、体の内から込み上げる悦びを求めているんだね…
心の中で妻に語りかけながら、手に取ったボディソープを彼女の体に塗り広げます。泡にまみれて這いずる掌の動きに堪えきれず、由香里の唇は淫らな息遣いを漏らしました。体をクリームのような泡に委ね、妻は淫靡な高まりをゆっくりと昇っているのです。
私は浴室の床にひざまずくと、由香里の片脚をバスタブの淵にのせました。
ゆっくりと顔を秘部に近づけると、一瞬、妻の体が強張ります。私は唇から突き出した舌で襞の間をなぞりました。生暖かな粘液が舌に纏わり、刹那の味わいが口の中に広がります。
岩崎を想い、彼の硬直した茎を迎え入れるための罪深い愛液を、私は舌先に絡め、舐め取ったのです。
由香里は途切れ途切れの喘ぎを漏らしながら、体を弓なりに反らしました。
もっと私の舌で愛して欲しいのか…
それとも岩崎の茎を思い浮かべ、身を焦がしているのか…
私は幾度も心の中で妻に語りかけます。
突き出した舌先は陰核の周りを這いずり、愛液の滴りを促します。それはむしろ妻への慈しみというよりも、身勝手で理不尽な責めだったのかも知れません。
由香里は両手を私の頭の後ろにまわし、震える秘部を口元に差し出します。息と悶えが絡み合い、掠れた啜り泣きとなって浴室の中に広がりました。
私は、明日にも岩崎の茎に貫かれる膣口に舌先を押し込み、愛欲にまみれた被虐の味を何度も求めました。
反り立つ彼の強張りが、艶めかしく潤う膣襞を弄ぶ光景を想い浮かべながら、嫉妬と至福の交錯する情愛を舌の動きに込めたのです。
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