岩崎と会ってから数日の間、私はずっと妻とのこれからを考えていました。
妻は私からみても貞淑な妻であり、良き主婦であると思っています。これからも、ずっと人生の伴侶として支え合っていきたい… その気持ちに変わりはありません。
にもかかわらす、私はその妻の体を他人に渡そうとしているのです。
もしかしたら、妻は「夫婦交換」などという言葉の存在すら知らないのかも知れません。
私が自分の願望を妻に打ち明けたら、激しく軽蔑され、罵られ、二度と元の夫婦には戻れないようになってしまうかも… それだけならまだしも、離婚されてしまうことだって有り得るのです。
岩崎は自分で考えるべきことと言ってましたが、私には糸口すら見いだせない気がしてきたのです。
焦燥感はやがて、行き場の無い身勝手な苛立ちへと変わっていきました。
些細なことで、妻にすまないと思いながらも棘のある言い方をしてしまったこともあったのです。
あまりに利己的で、自らの性癖に執着する最低の夫…
知らぬ間に、自分で自分を蔑むようになっていったのもその頃です。
その抑圧とストレスから逃れようとしたのかも知れません。あるいは、卑屈な当てつけだったのかも。
休日の午後、繁華街のある大きな駅で電車から降り、風俗店の看板が並ぶ通りへと向かいました。
私にとっては、結婚してから初めての風俗だったのです。
デリバリー形式の人妻専門の店で妻と同じ30代の女性を選び、駅前で待ち合わせた後にホテルに入りました。
予め店には「本当の人妻」であることを確認してからです。
清楚でありながら品の良い服装で現れた彼女は、一時ながらも私を抑圧の板挟みから解き放ってくれました。
衣服の中から露わになった乳房に唇を重ね、ゆっくりと下腹部へと舌先を這わせました。
夫がありながら他人に抱かれ、欲にまみれた舌に秘部を晒す若い妻…
見知らぬ男の肉茎を舐め、唾液に混じった先走りの雫を口の中に絡める人妻…
棒のようになった茎は、人の妻の柔らかな舌に包まれながら、脈打つように強張りを増していったのです。
粘液で濡れた口内で、彼女の夫に対する妬みと羨みにまみれた先端の割れ目が、更なる欲の癒やしを求めて奥深くを弄るようでした。
料金を追加しての「最後までの関係」は、彼女の方から持ち掛けてきました。
ベットの枕元に置かれたコンドームの包みを取り、か細い指先で私の強張りに膜を被せたのです。
彼女は目線を伏せたまま口元を固く閉じ、仰向けになった私の股間にゆっくりと腰を沈めました。
この姿を何も知らない彼女の夫が愛おしみ、幾度となく白濁の精で浸した膣壁が、潤いの中で艶めかしく私の亀頭を包みます。
もし、この人妻が由香里だったら…
妻が娼婦であることを知らない夫が、この私だったら…
いつの間にか脳内には、妻の由香里が見知らぬ男に体を売り、醜悪なまでに勃起した茎に貫かれる姿が描き出されたのです。
ゆ… 由香里… まだ私の見ていない、お前が淫らな女に変わる瞬間が知りたい…
他の男と交わる、艶めかしいまでに美しい恍惚の由香里が見たい…
私は彼女の舌に自分の舌を絡ませながら、次第に悦楽の高まりへと昇る喘ぎを口から洩らしました。
激しい痙攣とともに体を反らし、茎の先を子宮に押しあてながら、由香里に注ぐべき筈の生温かい精を放ったのです。
両腕で抱きしめた他人の若妻の体内で、欲に飢えた棒は何度も震えるような脈動を繰り返し、溢れ出る精液の迸りを浴びせ続けました。
人妻の売春…
他人に体を売り、夫以外の射精を受け入れる淫らな人妻…
その時の私は、彼女の夫にさえ羨ましさを感じてしまう程に、欲望の行き場を失っていたのです…
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