ベットに仰向けになり、暗い四角の空間を眺めながら由香里のことを想いました。
今夜、私の愛する妻は、他人が欲望を満たすための対象としてだけでなく、自分自身も夫では満たされない性の願望に対する癒やしを他人に委ねました。
それは私自身が望み、計画し実行したことです。
男の勃起に手を添え、濡れた膣口へその先端を導く妻の姿…
深く抉れた亀頭で体の奥まで貫かれ、すすり泣くような喘ぎを漏らしたあの姿…
胸が張り裂ける程に狂おしい、他人の放つ白濁の精を受け入れる妻の姿…
その全てが今夜の現実であり、今また二人は壁を隔てた密室で再び交るのです。
私はベットの上で、身に纏ったものを脱ぎ捨てました。
精を二度も放ちながら、茎は妻の肌を想いながら本能のままに反り上がり、終わりのない愛欲の果てを求め続けるのです。
肉茎を包む手のひらから、熱い脈の鼓動が伝わります。
私が男であることの証よりも、明らかに猛々しく膨れ上がった岩崎の茎が目に浮かびました。
もう既に隣りの部屋で由香里は岩崎と性の交わりを…
私は強張りを握ったまま、妻の体の全てを想い返していました。
あの艶やかで美しい肌を他人の指先が這いずり、乳房の膨らみを唾液で濡れた舌先がなぞる…
身が引き裂かれる程に愛おしく、溶けるような滴がしたたるあの秘部を、他人の勃起が奥深くまで貫く…
今、私が妻を想うこの時にも、壁の向こうで彼女は夫の目から解き放たれ、一人の女としての悦びに浸りながら身悶えているのでしょうか。
むしろ私は、そうであることを心から願いました。
でなければ、私自身までが救われない想いだったのです。
由香里が私を愛しているとはいえ、決してそれだけでは得られない恍惚の悦びが有るとしたら… それは彼女にとって、私が夫であるが故に叶えることの出来ない、不貞と背徳に彩られた禁断の交わりだけなのです。
相手が他人であるからこそ遂げられる淫らな行為…
夫の目の前で、あるいは壁を隔てただけの隣室で、他人に肌を許し重なりあう…
今夜の出来事によって、由香里の奥底で封印されていた本能が目覚めるのなら、それこそが私が求めていた妻への願いなのです。
>> 体験告白や官能小説をもっと見る>> アダルトブログをもっと見る