夫婦の夜の交わりは、私の中で次第に変わっていきました。
妻に気付かれないよう、心の中で「他の男」に成り替わることを覚えたのです。
目の前の妻に悟られないよう、本当の自分を押し殺しながら、「他の男」の私が由香里という「人妻」を抱く錯綜した快楽でした。
奥さん… いつもこんなふうに御主人に愛されていいるんだろ…
この艶めかしい膣の中で、御主人は何回も果てているんだな…
御主人が奥さんのこの姿を見た… きっと奥さんの淫らな美しさの虜になるよ…
妻に心の中で語りかけながら、肉茎で妻の体を「他の男」として愛するのです。罪深いセックスは、経験したことのない嫉妬と背徳の快楽を私に与えてくれ、頭の中が真っ白になるほどの至福の心地に浸りました。
ベッドの薄暗い灯りに照らされた半裸の「人妻」の喘ぐ姿を見つめながら、脈打つ高まりを堪え切れずに由香里の中に熱く濃厚な精液を注ぎました。
妻は体を反らせ、うっ… という声を洩らしながら、「他人となった私」を知らずに夫としての全てを受け入れるのです。
抑圧の中で見つけた忌むべき快楽は、現実として妻を他人に抱かせる術のない私にとっては、妄想を掻き消す鎮静剤のようなものでした。
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