ふと気付くと、浴室からのシャワーの音が止んでいます。
私は慌てて体を起こし、着ているバスローブの乱れを直しました。
浴室のドアが開き、バスタオルを体に巻いた妻が出てきました。
髪を後ろで束ね、私から意識して視線を外したままベットの脇に座りました。シャワーを浴びたばかりの肌からは、ほのかに湯の香りが漂うようです。
「あなた… この後、どうすればいいの…」
妻がうつむいたまま尋ねました。私は以前から決めていた今日のシナリオの一つを妻に告げたのです。
「もう一度、脱いだ服を全部着て… 岩崎が由香里の服を脱がせるとこを見たいんだ。他人が普段のままの由香里を裸にする場面を…」
「そういうことね…」
妻の返事に対して思わず言い訳をしようとしましたが、何も言葉が浮かびません。
その間に妻は私の要求どおり、脱がされるための衣服を身に着けはじめました。
「ねえ… あの… 避妊は…」
彼女の問いかけに私はベットの枕元に顔を向け、目線でコンドームを置いた場所を示したのです。
彼女は黙ったまま頷きました。
私の緊張を妻が察したら、彼女だって身構えてしまう…
本当は私が妻をリラックスさせなきゃいけないのに…
私には今の時間が続くことの方が堪えられませんでした。
口の中の唾液を喉に押し込んでから、脇に置いてある受話器を取り、岩崎の部屋番号を押しました。
「川島です… 部屋に来て下さい」
「判りました。今から行きます」
「すぐに… お願いします…」
ベットに並んで腰掛けた妻の髪を指で撫でながら、二人でその時を… 岩崎の訪れを待ったのです。
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