妻の脚に隠れて岩崎の舌先は見えなくても、由香里の体の悶えが、秘部の割れ目を這いずる様子を私に教えてくれます。
嗚咽にも似た彼女の悶える息が、まるで私の耳元に吹きかけられているかのようでした。
由香里… 本当は前々から他の男にそうされたかったのか…
夫である私を愛してはいても、体の本能は違う男をも欲しがっていたのか…
白いシーツの上で、秘部を他人の唇に晒す妻の姿に、今まで彼女が覆い隠してきた女としての性を私が気付かなかったことに、屈折した罪悪感を抱いたのです。
岩崎は妻の下腹部から唇を離すと、脚を投げ出すように仰向けになりました。
彼女の頬に手を添え、自らの股間へと手繰り寄せると、羽織っていたバスローブを脱ぎ捨てたのです。
ベットの枕元にある灯りは、岩崎の股間から突き出る雄々しく強張った肉の茎を照らし出しました。上を向いたまま彼の呼吸に合わせて揺れ動き、これから侵す女体の秘部を欲しがるかのように妻の眼前へ露わにされたのです。
筋を浮き立たせて強欲な本能のまま膨らみ、先端の周囲を包む張り出しの下は、彫り物のように鋭くえぐれています。
私自身、男の勃起を目の当たりにするのは初めてでした。
妻の艶めかしいまでに柔らかな中にあの茎が…
濡れ潤う肉襞が、あの欲にまみれた張り出しで犯さてしまう…
私は息を止めたまま唾を呑み込みました。
今まで、何人の妻が夫の目の前であの肉茎の虜になったのだろう…
何人の夫があの強張りで愛する妻を我がものにされたのだろう…
由香里の虚ろな目線は、先の割れ目をなぞるかのようでした。
彼自身が漏らす透明な液が妖しく光り、丸みを帯びた亀頭を包みます。
妻は息を止め、上目遣いに岩崎を見つめてから、口に溜まった唾液を喉の奥に押し込みました。
彼女は次に自分がするべき行為を理解しているのです。
私との日常生活の中で、様々な彼女の感情を伝える言葉を発した唇は、今この瞬間に、他人にとっての性具へと変えられるのでした。
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