取り乱しそうな程の私の感情を嘲るように、岩崎の指先が妻の脚をなぞりながら、下着を失ったばかりのスカートの中へ再び差し入れられました。
僅かの間を置いて、妻の呼吸が一瞬止まりました。次の瞬間、喉の奥で堰き止められた息が、堪え切れない喘ぎとなって唇から溢れたのです。
それは私が初めて耳にする、理性と官能の狭間でもがく妻の生々しく狂おしい姿でした。
スカートに隠された中で、岩崎がなぞる由香里の体内の感触が、私自身の指先へと伝わるようです。
何故なら、彼女の秘部の包み込むような艶めかしさ、潤い滴る粘液の指触りは私自身が誰よりも知っているのですから。
今まで幾度も私の茎を迎え入れ、浴びせるような精の迸りを生暖かい粘膜の膣奥で受けてくれた…
縮動し、痙攣しながら白濁の液を吐き出す勃起を、粘液に浸された真綿で締め付けるように包んでくれた…
その私と妻だけの秘密が、他人の這いずる指先によって暴かれていく光景を、息を殺しながら見つめていたのです…
岩崎は妻の体を抱き起こし、かろうじて妻の体に纏わりついたままの衣服に指をかけました。
首筋から耳元に舌先を這わせながら、悶えを漏らす妻自身が気付かないうちに、両手の戯れは本能の征服欲を満たすかのように、その全てを剥ぎ取ったのです。
白いシーツの上で、他人によって晒された全裸の肌は、あまりに艶めかしく美しいものでした。その裸体は妻のものでありながら、私のものでもあるのです。
僅かな間の満足感は、次の瞬間に踏みにじられました。灯りの影で隠された秘部の谷間に、岩崎の顔が重なっていくのです。
彼の唇から突き出された舌先がその暗部に隠れた瞬間、妻は大きく仰け反り、哀願するような悶えの声を漏らしました。
膝を立て、両脚を開いた彼女の恥部に、岩崎の顔が埋もれていきます。
彼の舌がなぞる秘部の味は、妻との結婚以来、私だけが独り占めしてきたもの… それが今、目の前で他人が奪い、谷間の潤いを我がものように振る舞っているのです。
妻の体は脆くもそれを受け入れ、出口の無い悦楽の園へと迷い込むかのようでした。
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