橙色の灯りの中で、岩崎は妻を背後から抱きかかえながら仰向けになりました。彫刻のように深く抉れた亀頭の周りが、枕元に置かれた行燈の灯りに浮かび上がります。
岩崎は隣室から覗き見る私の存在を嘲るように、今にも触れそうな互いの性器を見せつけました。膨らんだ肉茎の先端には深い溝が縦に刻まれ、紅潮した淡い色に包まれています。
由香里は岩崎に背を向けたまま上に重なり、唇だけで深い息を繰り返しました。両側に開いた妻の脚の間で、真上に突き立つ岩崎の肉茎が、粘液の滴る秘部を再び貫く時を待ち焦がれるように硬直しています。
あの先から由香里の中に注ぐんだ…
ああ… 由香里…
岩崎は妻の腰に手を添え、自分の上に重なる身体を僅かに浮かせます。横目で私を見上げながら、妻の耳元に唇を近づけると小さな声で何かを命じました。
それは由香里を支配する自分の姿を、嫉妬と羨みの目で見つめる私に誇示するための指図だったのです。岩崎は諭すように小声で彼女に促します。妻は体を委ねる男の意思に服従し、私に顔を向けることなく無言で頷いたのです。
私に出来ることは、ただ妻を見つめることだけでした。熱い息を小刻みに繰り返しながら、淫らで美しい姿の虜に落ちていったのです。
由香里は夢の中にいるような表情で生身の肉茎に指を添えると、射精が真近に迫った先端を生暖かい秘部を包む襞の間へと導きました。私の妻でありながら、岩崎の精を体の奥に注がれることを願う姿は、私にとって身が裂ける程に狂おしい美しさに包まれていたのです。
先走りの粘液が垂れ続ける男の亀頭が愛おしい膣口に触れた瞬間、妻の身体が小さく震えました。それはまるで、自分を内側から支配する男が極みに達する光景を体の奥で想い描くかのようでした。
岩崎は妻の腰を支える両手から、ゆっくりと力を抜きます。私の目の前で、硬く反り返る茎の先が膣口を押し開き、沈み込むように由香里の身体を貫いたのです。
強張りが妻の奥に達した瞬間、二人は堪え切れない悦楽に浸るよがりの声を漏らしました。由香里は固く目を閉じ、下から突き上げる男の茎に身を任せながら、美しい髪を揺らして体を仰け反らします。
由香里… 私のことはもう、何処にも残っていないのか…
心まで岩崎の一夜妻になってしまったのか…
私は瞼を見開いたまま、鼓動が止まる思いで妻と他人が結ばれる光景を見つめました。震える視線を反らすことなく、目の前の狂おしい現実を受け入れたのです。
汗ばむ肌に纏わり付く浴衣を脱ぎ、畳の上に放りました。体中の火照りが喉を干からびさせ、胸の中を熱い息が巡ります。自分の強張りに手を添え、卑屈な快楽に悶えながら二人が結ばれる姿を追い続けたのです。
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