深く重なり合う私と由香里の性器の間に、岩崎の精液が粘膜となってまとわり付きながら、残酷で生暖かな潤いを与えます。
私は肉茎を押し込んだまま体の動きを止めました。妻の膣壁が微かに脈打ち、その柔らかな火照りの中で私の狂おしい強張りをゆっくりと締め付ける始終を感じたかったのです。
艶かしく蠢く粘膜のざわめきに浸りながら、両腕で抱きしめた由香里の顔を覗き込みました。口を開けて息だけを繰り返し、悶えが声となるのを必死に堪える妻の表情を見つめながら、清楚で貞淑だった筈の姿を重ね合わせたのです。
結婚以来、私だけに体を許し、他の男達の下心に満ちた誘いを拒み続けてくれた妻…
常に私の理想を繋ぎ留めるために、その姿の美しさを保ち続けてくれる妻…
しかし、私が心の奥底で彼女に求めていたのは、それとは真逆の淫らで甘美な行為に心を奪われる罪深い妻の姿だったのです。膣の中で他人の精液にまみれながら反り返る裏切りの肉茎を、妻はどのような想いで受け入れているのでしょう。
由香里… 喘ぎの声を聞かせて…
震える口元から淫らな息が漏れているのに、何を躊躇うんだ…
私は妻を見下ろしながら、ゆっくりと下腹部を動かしました。滑らかで眩い至福の快楽が、自虐に満ちた恍惚の官能へといざないます。他人に愛された膣奥の艶めかしさを確かめるように、亀頭の抉れでその深くを何度もなぞりました。愛欲に身悶える肉茎の芯を、射精を待ちわびる熱い先走りの液が、連なりとなって流れます。
由香里… お願いだから嫌いにならないで…
他人が由香里を愛した証に包まれながら、身悶える私の姿を軽蔑しないで…
それまで傍らで私達の行為を見つめていた岩崎が、無言のまま妻に手を伸ばしました。彼女の揺れる髪に手を添えると、艶やかな手触りを愛おしむように指先で撫でたのです。五本の指を絡めながら、一夜だけの妻を想う男が側に寄り添うことを囁くかのようでした。
二人の男から交互に愛される背徳の恍惚が、妻の中に残る最後の束縛を少しずつ解き放ちます。
一夜妻として二人の夫に愛される限りは、淫らな姿を晒すことを許される…
せめて今だけはそう信じたい…
私の強張りを受け入れながら、由香里はきっとそのように感じたのだと思います。身を捩りながら精の迸りを堪える私の姿を、彼女は微かに目を開けながら見上げました。そして私の背中に手を廻し、彼女自身もゆっくりと下腹部を動かしたのです。
柔らかな膣壁が真綿のように亀頭に絡みつき、縮動を繰り返しながら膨れ上がる先端を締め付けます。体を貫く男の欲望を慈しみ、膣の中で藻掻く硬直した強張りを愛しながら、更なる高まりの頂きへと昇ることを願うかのようでした。
眩しい光が漂う禁断の園への入り口で、私は妻の子宮の奥で他人との精液が混ざり合い、一つに溶け合いながら膣の中を満たす光景を想いました。秘めた妄想の中で幾度も描いた願望が、不貞に塗れた現実の至福として間もなく蘇ります。
決して後戻りの出来ない、永遠に消え去ることのない行為だからこそ、私は妻と同じ恍惚を迎える極みの時を、互いの想いの中に刻みたかったのです。
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