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偽りの日常【01】

私達三人は旅館での朝食を済ませると、他の何処にも寄らずに東京へ帰ることにしました。
岩崎は伊豆の観光を提案しましたが、一夜の出来事を目の当たりにし続けた私は、そのような気持ちにはなれなかったのです。

もちろん、後悔はありませんでした。由香里の私に対する態度がどうであれ、岩崎の精が体の中に染み込んだ彼女は、私の願望と理想を叶えてくれた最愛の妻なのです。

由香里は岩崎の言葉に従うように、車の後ろの席に私と並んで座りました。
彼女は暫く外の景色に虚ろな目を向けていましたが、やがて私にもたれかかりながら眠ってしまったのです。

yuki570012.jpg

無言のまま過ぎる時の中で、私は岩崎と二人だけになったような錯覚を感じていました。それは重苦しく、息が詰まりそうな空間に閉じ込められたような感じです。

妻を寝取られた夫と、寝取った他人…

私の中の卑屈な焦燥が、揺れの収まらない心を内側から掻きむしります。
そして目の前に纏わり付くように、幾度も昨夜の光景が蘇りました。

暗がりの中で、襖を開けて立ちすくみながら見つめた由香里と岩崎が交わる姿…
猛り狂う生身の肉茎に貫かれ、眩い快楽に酔いしれながら漏らす妻の喘ぎ声…

私の前で車を運転している岩崎の精は、今こうしている間にも由香里の中に溶け入っているのです。妻の秘部から連なるように滴り落ちた白い精を思い浮かべながら、込み上げる唾液を幾度も飲み込みました。

熱い迸りを受け入れた妻だけでなく、彼女の膣を満たす精液の潤いに包まれながら果ててしまった私までもが、岩崎の支配する一夜に魅せられてしまったのです。

yuki_301_075.jpg

「岩崎さん… 申し訳ありませんが、私達を途中の小田原で降ろして下さい。新幹線で帰りますから…」

それは由香里を彼の側から一刻も早く離したい思いからの言葉でした。
それだけではありません。
私自身が彼の側から逃げ出したかったのです。

「今日、奥様と二人きりになってからも『寝取られ』は続きますよ。 由香里さんは、一度目は私を知らずに抱かれた… だけど二度目は知った上で抱かれた。この違いが分かりますか?」

私は寄り添ったまま眠る由香里の手を握り、ルームミラーに写る岩崎の顔から目を逸らしました。喉に詰まった息を飲み込みながら、早くこの密閉された空間から妻の手を引いて外に出ることだけを考えていたのです。

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早く続編を…

読むだけで同化してしまいそうな描写力にいつも興奮しています。
愛液だけでなく愛情も取られたという事なのでしょうか。
液は一時の身体の部分でしかありませんが、情は後を惹く心の内部。
岩崎氏にたっぷり濡らされた由香里さんを取り戻すべく自分が貫いたとき、ゆきひとさんを愛液で包みながらもその肉壁は岩崎氏のそれとの違いを知ろうとしたり、常に岩崎氏を想いながらの営み。
でもそれって以前、由香里さんに挿入しながら敢えて岩崎氏の名前を口にさせた、それが現実になったってことで、それを求めていたんですよね?

久々です

久しぶりにコメントさせてください。
ずっと拝見させて頂いてました。
やはり私にとっては未知の世界・・・・

岩崎の言葉、一度目と二度目の違いなぜか苛立ちを感じます。
私に置き換えても、自分に自信が無い分恐怖を感じます。
妻が自分から離れてゆく・・・
身体だけでなく心まで離れるかも知れないという恐怖。
また欲望だけでそうさせてしまった自分、妻の心を乱した事への罪悪感。
色んな葛藤があるでしょう。

寝取られを読んでいくうちに私も自分の中がどこか変わるような気がします。
寝取られにはなりませんが。
これからも拝見させて頂きますので、是非とも奥様と旦那様とお互いが良い結果が訪れることを願います。

また、たまにコメントさせてもらいます。
頑張ってください。

更新を楽しみに待っていました。
岩崎氏の自信に溢れる言動が辛いですね。岩崎氏と由香里さんが二人きりの時の会話や行為に裏打ちされているのでしょうか。
岩崎氏はプレイと割り切った寝取りを希望している(いた)のでしょうか?

『川島さん、今日からはまた、私があなたを羨むんですね』
わたしは逆に…この朝の岩崎さんの言葉におそろしいほどの彼の自信と余裕を感じてしまうのです。

由香里さんさんの身体のみならず、情感、心の領域にまで確固としたものを与えたんだと実感されたのだと感じました。

岩崎さんと現在も交流は続けていらっしゃるのでしょうか?
すでに断たれているのなら、大変平安な気持ちで拝読出来るのですが。
川島さんの圧倒的な筆力に感服しております。

No title

岩崎氏は由香里さんを一夜だけでなく、今後も愛し続けたいと
望んでいるような気が・・・
夫婦の絆を解く寝取りまでは川島さんも望んでいないかと

岩崎氏は踏み越えてはいけない領域に入ろうとしてると思います

今後お会いすることは避けた方が無難なような気がしました

No title

一夜妻となった翌る日、由香里さんはまだ昨日の岩崎さんとの営み淫らな自分の性、色々な事、自分では整理出来ない性の本能を、引きずっていたのでしょうか、これは時間をかけて徐々に解放してあげなければいけない事なので岩崎さんが、川島さんに言った言葉「今日、奥様と二人きりになってからも『寝取られ』は続きますよ由香里さんは、一度目は私を知らずに抱かれた… だけど二度目は知った上で抱かれた。この違いが分かりますか?」岩崎さんのこの言葉の意味がこのときの川島さんは解っていなかった、今回は由香里さんは岩崎さんを愛情が存在したうえでの一夜妻になって私に抱かれたのですよ、その出来事から現実の日常に戻るには時間をかけてあげなければいけませんよ、そう言う意味だと私は思っています、川島さんは、ただひたすらここに居る寝取った男の人と由香里さんを引きはなければ、そう思っていたのだと思います、岩崎さんの言いたかった事は、時間をかけて寝取られた事実から由香里さんを解放してあげなければ、今までしてきた事が無駄になってしまいますよ川島さん!!、その様な忠告も受け入れられないほど動揺して、この場から逃避したい思いだったのでしょうね、この後の3人の行動が気になります。

コメントを下さった皆様へ

皆さまからコメントを頂き、ありがとうございます。

自分で書いていても、今回の告白文はかなり辛いものがありました。
ブログの中には記憶に自信の無い部分もありますが、今回の中の出来事は全て鮮明に覚えています。

自分で望んだことであり、後悔はしていないと思いながらも、不安と怖さに怯えていたのだと思います。

私は岩崎を理解しているつもりでも、彼の真意を読み切れない部分も多々あるのです。
彼は善人なのか悪人なのか…

寝取られていながらこう言うのも変だとは思いますが、私にとって彼は、日常の領域外に限って信頼のおける「善人」だと思っています。
また、由香里にとっても様々な意味で「善人」なのでしょう。
ですが、夫婦という私達の関係においては「悪人」なのかも知れません。

今でも答えは出ません。
もしかしたら、私は彼を信頼するしかない立場に追い込まれているのかも・・・ などども思ったりします。

取りとめも無い、整理されていない文章で申し訳ありません。

No title

皆さん優しい言葉でオブラートに包んでいますが
岩崎氏は、間違いなく悪人です
隙あらば由香里さんの心を・・・
心を奪ってしまおうとするまさに悪魔です
2度目の時にそれを確信したのでしょう

ただし、その悪人ぶりは最初にお会いした時に感じていた
逆に言えば、そんな悪人ぶりに川島さんが惹かれた??
自身が認めた男に(男だからこそ)由香里さんを委ねた?
少年もそうですよね、川島さんのお眼鏡にかなってから?
悲壮なまでの川島さんの決意?(性癖?)があっての行動

由香里さんもその川島さんの思いを叶えるがための賛同?
その根っこの心の信頼関係があるからこその非日常であり
むしろ日常に浸るためには、その焦燥感があってからこそ
川島さん自身の性癖が満たされる?のではっておもいます
と頭の中の理屈としては、こうして言葉に綴ることも容易?

現実は、思った以上に頼もしい?悪魔ぶりを発揮する岩崎氏
自身の主導のもと、二人が川島さんの視線を意識した交わり
それとは違う交わりを目の当たりにして(岩崎氏は承知の上)
焦りと後悔、でも恍惚感と達成感、その剥離した心と身体?
そこではき出した自身の数億の分身?(という行為があった)

それと同時に由香里さん自身も川島さんが思った(想定)以上に
岩崎氏との時間を尊重した?完全に一夜妻を演じてくれていた
そこに持ってきてとどめの言葉?を岩崎氏の口から自身の耳へ
「川島さん… 今は止めた方がいいですよ… 
                昨夜の全てが無駄になりますから」
由香里さんの行動と相まって相乗効果的に突き刺さりましたよね

傷口をえぐるような表現を(言葉を)改めて綴っていますね
すみません・・・
私自身の経験(初めて違う男性との接触を持った日)の反芻?
そんなものを踏まえた上での自身の思いを振り返っている感も
1点だけ
今さらですが、お二人だけもう1泊延泊をされてその部屋の中で
その空間でもう一度お二人だけの時間を過ごされていれば・・・
そんな思いがあります
川島さんの途中下車のお気持ちが痛いほどわかるだけに・・・

とここまで書いた時に停電となりました(苦笑)
あぁこれは投稿しちゃあいけないよ!っていう神の声かなぁって
先ほど復旧をしました
これが消えていれば改めて綴るつもりはなかったのですが
最近のPCは優秀ですね(苦笑)
突然電源が落ちたのにもかかわらず、このままの状態で残って
今さら気持ちをかき乱すような言葉ですみません
でも?もしかしたら?川島さんはこんなきつい?言葉を求めて?
と勝手に思っています

自身の経験でもありました
その後の焦燥感と求愛感?
自身のもとに帰ってきてさえくれればどんなことにも耐えられる?
また長くなりそうなのでこの辺りで・・・

No title

更新が遅い
そんな、長文か?

続きを楽しみにしていますよ。

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Author:川島 ゆきひと
夫である私の見ている前で他人と体を重ね合わせ、すべてを受け入れる妻の姿…
夫である私にすらまだ見せたことのない露わな妻の姿…

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