岩崎は妻の体の奥深くを求め、緩やかな動きを繰り返しながら、下腹部の茎を妻に強く押し当てます。
その度に由香里の喘ぎは淫らさを増しながら、他人との交わりの中に溺れていくのです。
筋肉が浮き出た岩崎の両腕は妻の脚に掛けられ、彼の体の動きに引きずられるように彼女の爪先が揺れ動きます。
由香里… 岩崎の動きを体の中で感じているんだろ…
夫である私よりも雄々しい強張りが体の中を貫いているんだろ…
岩崎は妻に唇にを重ね合わせ、口内から滴る唾液を絡み取るように舌を押し込みました。
喘ぎの出口を塞がれた妻は、身悶えながら体を弓なりに反らし、一際大きなよがりの声を漏らしたのです。
二人の行為を目の当たりにしながらの私の自慰は、次第に悦楽の極みへと近づこうとします。
再び、小瓶から透明なローテーションを手に塗り、妻の淫らな姿に取り憑かれたように、罪深い自慰の快楽に浸り続けました。
私の姿を見ながら、岩崎は妻の中から肉茎を引き抜きました。押さえを無くした茎の棒は、愛液の滴に包まれたまま勢いよく跳ね上がり、艶めかしく濡れ光りながら再度の膣奥を欲しがっているのです。
岩崎は仰向けになると、傍らで息を荒らしている妻の手首を握り、由香里が自ら上に重なることを求めました。
妻は手で髪をかきあげながら岩崎の下腹部を跨ぐように体を起こすと、体を浮かせたまま、マニキュアで彩られた指先で肉棒を秘部の入り口にあてがったのです。
先ほどまでは妻の脚に隠れて、二人の性器が結ばれる様は見えませんでした。しかし今は、隣りのベットにいる私から何も視界を遮るものはありません。
私は思わず息を呑みました。
妻が次に行うであろう行為… 彼女自身がその手で他人の強張りを体の中に導き入れること… それに対する私の覚悟が出来ていないのです。
由香里… 待って…
「由香里… 由香里っ…」
私には、かすれた声で妻の名前を呼ぶことが精一杯でした。
岩崎は妻に対し、傍らの私を見つめるように促しました。
それは彼女にとっても、ましてや私にとっても、あまりに惨い過酷な指図だったのです。
悦楽の園の中から妻は顔だけを私に向けたまま、目の焦点は遥か遠くを見つめているようでした。
妻は岩崎の亀頭を膣口に押し当てたまま、肉茎に添えた手を上下に動かします。まるで女の本能が、より固く醜悪なまでに反り返った勃起を欲しがるかのように…
肉茎に被せられた透明な避妊の膜の中には、岩崎が漏らした先走りの液が満ちています。
その液のぬめりと生暖かさが、妻をより淫らにしているかのようでした。
由香里は手の動きを止めると、ゆっくりと岩崎の下腹部に腰を沈めたのです。
私の目の前で亀頭が秘部の口を押し開き、筋の浮き出た茎が妻の中へと入っていきます。
その光景の全てが、妻が自らとった行為なのです。
妻の視線の先で、私は自身の茎に快楽を与えながら、私の手から離れた彼女を慈しみ、愛したのです。
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