妻の体を背後から他人が貫き、繰り返される往復の動きにもつれるように揺れる彼女の体…
他人に体の全てを預け、されるがままの姿を夫に晒す妻…
そんな由香里には、自慰に浸りながら二人を見つめる私の痴態はどう映ったのでしょう。
男の両手は妻の乳房を這いずり、次第に早まる下腹部の動きに合わせるかのように、息遣いが荒れていきます。
彼女に背徳に対する自責の思いがあるとすれば、それを少しでも薄める事が出来るのは、私が今している行為… 他人と交わる妻を前にして自慰に浸る夫の姿なのかも知れません。
夫の切ない願いを叶えるための行為…
決して自分から望んだ訳ではなく、夫に願望を告白され、否応なしに従わざるを得ない不貞の行為…
彼女がそう思ってくれれば、私自身も責め苦から逃れられるのです。
岩崎は何度も大きく息を漏らしながら次第に口元を開け、糸のような唾液を垂らしはじめます。
肉茎から伝わる妻の体に酔いしれ、欲望と本能のままに身を悶えさせているのです。
「奥さん… 川島さんが羨ましい… いつでも好きなだけ奥さんを…」
岩崎は妻の耳元で嗚咽の混じった言葉を漏らすと、肉茎を彼女の中から放しました。
愛液を纏う勃起は張り裂ける程に太さを増し、幾本もの筋が脈打ちながらその周りを囲んでいます。
もう僅かな時の後に、妻はあの肉茎の射精を味わうんだ…
私には与えることの出来ないような、目がくらむ程の快楽を…
岩崎は妻を両腕で抱きかかえながら仰向けにさせ、彼女の脚を押し開くと一気に下腹部を押し当てたのです。
妻は枕に頭を押し当てながら仰け反り、悲鳴のような喘ぎとともに自らも下腹部を振るわせます。
由香里… 今まで想い描いた姿よりも遥かに綺麗だ…
私に言えなかった願望があったとしても、これからは全てを告白していいんだ…
私は自慰に溺れながら、やがて止めようのない感情の高まりが体全体を呑み込んでいくのを感じました。
今まで味わったことの無い、至福と背徳に満ちた恍惚の悦び… セックスとは別物の、体が中から溶けるような眩しさが込み上げる快楽…
自分でも知らぬ間に妻の名前を口にしながら、その行為の深みに嵌り込んでいったのです。
ローションにまみれた手のひらと、握りしめた強張りが滑り合う淫らな音が二人の喘ぎに混ざり合います。
肉茎の火照りを感じながらも、その中を流れようとする精の放ちを必死に押さえ続けました。
岩崎は妻の上に重なりながら、欲望のままに体の揺れを早めます。汗の粒が浮き出し、半開きになった口元から漏れる息が妻の髪に纏わるようです。
妻の両手は覆い被さる岩崎の背中を這い、より激しく抱き締められながらの貫きを欲しがります。
二人の体は、互いの肌の境界すら消え失せる程に深く結ばれ、同じ恍惚の時を分け合っているかのようでした。
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