私の心を幾たびも押し潰した嫉妬と羨みは、やがて熱に覆われた脈拍となって下腹部を覆い包みます。
まるで白濁の液が出口を求めるかのように吐精の管を押し開き、それは兆しとなって体全体を震わせました。
もう私には、それを留める気力も意志も消え失せていたのです。
初めて目にする他人と妻の交わりを見つめながらの射精…
夫でありながら、余りの背徳と妬みに満ちた屈折した行為…
そんな私達夫婦の支配者となった岩崎は妻の頬に手を添え、私の方に顔を向けさせました。
二人は私を見つめたまま、交わりの揺れを繰り返しながら身悶え、喘ぎの声を絡ませているのです。
由香里… 見て… 顔を背けないで見て欲しいんだ…
由香里への至福の悦びに浸る私の姿を…
口にすら出来ない私の愛し方を実践することを密かに願い続け、今、それが果たされた悦びを味わう姿を…
心の中でそう願った瞬間、棒のようになった私の肉茎は粘液にまみれた手の中で反り返り、激しく打ち震えました。眩しい閃光が脳を突き抜け、喉から嗚咽のように唾液が溢れ出ます。
ゆ… 由香里… 由香里っ…
湧き上がる快楽に身をよじらせ、妻の名を繰り返しながらその精を迸らせたのです。
熱く濃厚な白濁液の飛沫が幾本も連なり、筋のように絡み合いながら肉茎から溢れ落ちます。
これまで幾度も妻の体内に放った精液は、彼女の膣奥を想いながら白いシーツを線状に汚します。
妻を他人に寝取られ、交わり絡み合う二人が見ている前で、私は吐き出せるだけの精を放ち続けたのです。
薄く開いた由香里の瞳は、そんな私の姿を受け入れ慈しんでくれるかのようでした。
これまで彼女には見せたことのない私の姿を目の当りにしながらも…
淫らな妻の姿に身悶え、あられもない自慰に浸りながら悦楽の極みへと達した私を…
妻は、肩で息をしながら精の残液を亀頭の割れ目から垂らす私を見届けると、その両腕を岩崎の背中にまわし、強く彼に抱きついたのです。
そして、露わで淫らな言葉… 彼女自身が恍惚に満ちた悦楽の極みへと昇りつめる言葉を口にしたのです。
「お願い… 出して… 私の中で出して…」
汗の光に包まれた岩崎は、その言葉に導かれるように一気に体の揺れを早めました。
「お… 奥さん… 欲しいのか… 俺が欲しいのか…」
「欲しい… 欲しいの…」
「俺の何が欲しいんだ… 言ってみな」
岩崎の問いかけに、妻は一際露わなよがりの声を漏らし、自らも下腹部の震えを強めました。
肉茎を温かな愛液で包み、その棒の根元までを膣壁で締めつけているのです。
「岩崎さんの精子が欲しい… お願い… 出して欲しいの」
「旦那さんが見ている前で出して欲しいんだな…」
打ち震え悶える妻の唇からは、それに続く言葉は出ませんでした。
開いた彼女の両脚の間に沈ませた岩崎の下腹部は、深く刻まれた尻の割れ目を脈打つように痙攣させると、それまで堪えていた欲望の粘液を私の妻へと注いだのです。
それは精悍で自信に満ちた男の姿ではなく、私の妻の体で性の欲を満たす一人の男の姿でした。私の許しで由香里を抱き、幾度も夫の白濁液で満たされた膣の中で射精する少年のような男そのものでした。
目も眩むような快楽を味わい、妻の中で肉茎を痙攣させながら精を漏らす他人の男…
出会ったばかりの他人が放つ精の脈動を、粘液の滴る膣壁で受け止めながら悦びの声を放つ私の妻…
その二人が快楽の中で結ばれ溶け合うように一つになる姿に、私は堪えようのない涙を流しながらも罪深い至福の感情に浸りながら見つめていたのです。
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